2006年 09月 29日
二度目の取締役会 |
今日はマネジメントゲーム二度目の取締役会。Mini-1を通じて行われるマネジメントゲームでは合計3回の取締役会がある。取締役会のメンバーは主にピッツバーグ在住のTepper卒業生で、部長クラス以上(中にはCEOも)のベテランビジネスマンから構成される。可愛い後輩たちのため、先輩として厳しくも温かい指導をするのが彼らの役割だ。取締役会に臨む立場としてはできるだけ簡単に何事もなく終わればと願っているが、彼らの鋭い指摘は的を得ていて非常に勉強になる。
今期の我が社の業績は黒字を確保しており、全宇宙では15位程度であるものの、我がワールドではダントツの最下位である(一つのワールドは5つの会社で構成されており、一つの宇宙は5つのワールドから構成されている。さらに、全部で3つの宇宙があるから、トータルで5*5*3=75の会社が参加している計算になる)。各市場での戦略は功を奏しているものの、第二四半期に直面した品切れにより大幅に業績を悪化させることとなった。前回よりももっと厳しい当社の現状をいかに取締役に伝え、今後の計画をいかに承認させるか。チーム内でも戦々恐々として取締役会に挑む。
例によって僕の発表は二番目。社長のTatatが全体を話した後に具体的にマーケットの現状について説明する番だ。前回と異なりTatatのオープニングトークの時点から取締役の質問が飛ぶ。いつもは軽やかに答えるTatatも回答に窮して苦しんでいるほどだ。この様子だと、僕の時もきっと質問が多いだろう。もし発表が終盤ならば取締役も疲れてきて適当に流してくれるが、最初の方だとそうはいかない。
でも、いざ自分の番となっても不思議と緊張していない。なんだろう。演劇の授業での発表の時もそうだったけれど、前よりも全然緊張しなくなっている。最近は授業で発表する機会もめっきり増えてきた。自信を持って、「日本ではこんな事例があるんだ」「僕はこう思う」なんて発言している自分がいる。やはり知らない間にめきめきと成長しているのだろう。
案の定、僕の発表の最中に沢山の質問が飛んできた。途中でTatatが支援してくれるが、今回は自分でも胸を張って質問に答えた。質問に対する答えに100%自信がなくても、それでおどおどするのではなく、自分の理解している範囲で胸を張って答えている。取締役会メンバーは必ずしも全ての質問への正確な答えを知りたがっているわけではない。マネジメントメンバーとしてどのように考え、どのように動いているか。それに確信を持っているか。それを確認して、安心したいだけだ。僕は自信を持って答えた。他のアメリカ人がそうするように。
取締役たちはそれなりに満足して、僕のパートでの質問を終えた。良かった。とりあえず終わりだ。他のメンバーにバトンタッチする。他のメンバーも、前よりもずっと良い回答をしている。みんなもこのゲームを通じて成長しているんだ。
以上、我々の側からの発表が終わった。そして取締役たちだけの審議を終えて、彼らの評価の時が来た。彼らは我々の戦略、チームワークそして発表内容に満足しているようで、概ね好意的なコメントを頂いた。ただ、「次の取締役会ではもっと良い業績を期待している。必ず達成するように。」と釘を刺された。
今までは良くない報告が多かったけれど、次回は絶対素晴らしい報告をしてみんなを満面の笑みにさせてみせる。5/7を終えてちょっと中だるみしかけたマネジメントゲームだけれど、今日の取締役会を経て再びやる気がわいてきた。見てろよ。あと2週間、後悔のないように頑張ろうと新たに胸に誓った。
今期の我が社の業績は黒字を確保しており、全宇宙では15位程度であるものの、我がワールドではダントツの最下位である(一つのワールドは5つの会社で構成されており、一つの宇宙は5つのワールドから構成されている。さらに、全部で3つの宇宙があるから、トータルで5*5*3=75の会社が参加している計算になる)。各市場での戦略は功を奏しているものの、第二四半期に直面した品切れにより大幅に業績を悪化させることとなった。前回よりももっと厳しい当社の現状をいかに取締役に伝え、今後の計画をいかに承認させるか。チーム内でも戦々恐々として取締役会に挑む。
例によって僕の発表は二番目。社長のTatatが全体を話した後に具体的にマーケットの現状について説明する番だ。前回と異なりTatatのオープニングトークの時点から取締役の質問が飛ぶ。いつもは軽やかに答えるTatatも回答に窮して苦しんでいるほどだ。この様子だと、僕の時もきっと質問が多いだろう。もし発表が終盤ならば取締役も疲れてきて適当に流してくれるが、最初の方だとそうはいかない。
でも、いざ自分の番となっても不思議と緊張していない。なんだろう。演劇の授業での発表の時もそうだったけれど、前よりも全然緊張しなくなっている。最近は授業で発表する機会もめっきり増えてきた。自信を持って、「日本ではこんな事例があるんだ」「僕はこう思う」なんて発言している自分がいる。やはり知らない間にめきめきと成長しているのだろう。
案の定、僕の発表の最中に沢山の質問が飛んできた。途中でTatatが支援してくれるが、今回は自分でも胸を張って質問に答えた。質問に対する答えに100%自信がなくても、それでおどおどするのではなく、自分の理解している範囲で胸を張って答えている。取締役会メンバーは必ずしも全ての質問への正確な答えを知りたがっているわけではない。マネジメントメンバーとしてどのように考え、どのように動いているか。それに確信を持っているか。それを確認して、安心したいだけだ。僕は自信を持って答えた。他のアメリカ人がそうするように。
取締役たちはそれなりに満足して、僕のパートでの質問を終えた。良かった。とりあえず終わりだ。他のメンバーにバトンタッチする。他のメンバーも、前よりもずっと良い回答をしている。みんなもこのゲームを通じて成長しているんだ。
以上、我々の側からの発表が終わった。そして取締役たちだけの審議を終えて、彼らの評価の時が来た。彼らは我々の戦略、チームワークそして発表内容に満足しているようで、概ね好意的なコメントを頂いた。ただ、「次の取締役会ではもっと良い業績を期待している。必ず達成するように。」と釘を刺された。
今までは良くない報告が多かったけれど、次回は絶対素晴らしい報告をしてみんなを満面の笑みにさせてみせる。5/7を終えてちょっと中だるみしかけたマネジメントゲームだけれど、今日の取締役会を経て再びやる気がわいてきた。見てろよ。あと2週間、後悔のないように頑張ろうと新たに胸に誓った。
by mellon2007
| 2006-09-29 22:09
| 学校生活