2006年 10月 17日
最後のBusiness Acting |
今日はBusiness Acting最後の授業。せっかく最後の授業なのだけれど、僕は先週水曜日の授業で演じたので今日はクラスメートの演技を「見る番」だ。それにしても前回の演技は自分にとって挑戦だった。以前満足のいく演技ができたサラリーマン役と全く違う役を演じてみたいということで、うきうきしている若い女の子の役を演じてみた。自分としてはできるだけ気持ち悪くならないように、でも主人公になりきって演じたのだけれど、傍目にはちょっと厳しかったかもしれない(演技が終わった後、皆からは沢山拍手をもらったものの)。でも、簡単に演じられる役に逃げることなく、挑戦してみて良かったと思う。
前よりも上達した皆の演技が終わり、7週間に及んだ素敵な時間は終わりの時を迎えた。授業が終わり、先生が挨拶をすると、素敵な時間を共有した生徒全員から惜しげのない拍手が送られた。本当に素晴らしい授業だった。自分自身の価値観を揺さぶるほどの、強烈な体験の連続だった。
記憶というのはあっという間に薄らいでいくもの。この授業で学んだことを忘れないように、その主要なものをここに記しておきたいと思う。
「単調さは死である。」
心電図の例えを引き合いに出して先生が言った言葉。人間、生き生きしているときは心電図は山と谷を繰り返している。一方、心電図がただの一本の線になったとき、それは死を意味する。生き生きとした演技をするためには、山と谷を作り変化を与えないといけない。そうでないと単調で、観客は退屈する。これは演劇に限らず、プレゼンでも何でも当てはまる。どんなに優れた発表内容であっても、発表者が一本調子でボソボソとしゃべるのでは眠くて聞いていられない。ダイナミックで生き生きとした演技に、プレゼンになるように、声色を変え、声の大きさを変え、話すスピードを変え、言葉の重みを変えないといけない。今まで単に発表することに一生懸命となっていた僕にとって、次のレベルに進むための良いアドバイスとなった。
「話すことで、行動することで何を達成しようとしているのかを知ること。」
人が話す言葉や行動そのものに必ずしも意味があるわけでない。その作用をする人の意図が意味を与える。例えば同じ「おめでとう」という言葉にしても、心から祝福して言うのと、皮肉を込めて言うのとでは全く意味合いが異なる。発言することで、行動することで何を達成しようとしているのか、それを絶えず認識しておく必要がある。今後は話す言葉、書く文章一つ一つに注意を払い、その目的を確認し、より効果的なコミュニケーションができるようにしたい。
「一度に一つのことだけをする。」
動きながら話したり、無意識に体がゆらゆら動いていると言葉や行動の意味が薄らいでしまう。意図的に落ち着きのない人を演じているならばともかく、そうでなくて効果的な演技やプレゼンをしたいと思うのであれば、必ず発言する前に動きを止めなければならない。そうすることで、言葉に重みを与えることができる。例えばせかせかした人に捲し立てられても怖くはない。やくざの親分のように、落ち着いて声を抑えて一言つぶやくことで、言葉に凄みを持たせることができる。
例年開講されていたBusiness Acting IIという発展版のクラスは、今のところ開講されない予定だ。でも、この素敵な演劇体験をした有志一同で、是非開講してもらうよう学校に働きかけている。そのクラスで、今学期で学んだことを更に高める機会が得られたならば、また報告したいと思う。
前よりも上達した皆の演技が終わり、7週間に及んだ素敵な時間は終わりの時を迎えた。授業が終わり、先生が挨拶をすると、素敵な時間を共有した生徒全員から惜しげのない拍手が送られた。本当に素晴らしい授業だった。自分自身の価値観を揺さぶるほどの、強烈な体験の連続だった。
記憶というのはあっという間に薄らいでいくもの。この授業で学んだことを忘れないように、その主要なものをここに記しておきたいと思う。
「単調さは死である。」
心電図の例えを引き合いに出して先生が言った言葉。人間、生き生きしているときは心電図は山と谷を繰り返している。一方、心電図がただの一本の線になったとき、それは死を意味する。生き生きとした演技をするためには、山と谷を作り変化を与えないといけない。そうでないと単調で、観客は退屈する。これは演劇に限らず、プレゼンでも何でも当てはまる。どんなに優れた発表内容であっても、発表者が一本調子でボソボソとしゃべるのでは眠くて聞いていられない。ダイナミックで生き生きとした演技に、プレゼンになるように、声色を変え、声の大きさを変え、話すスピードを変え、言葉の重みを変えないといけない。今まで単に発表することに一生懸命となっていた僕にとって、次のレベルに進むための良いアドバイスとなった。
「話すことで、行動することで何を達成しようとしているのかを知ること。」
人が話す言葉や行動そのものに必ずしも意味があるわけでない。その作用をする人の意図が意味を与える。例えば同じ「おめでとう」という言葉にしても、心から祝福して言うのと、皮肉を込めて言うのとでは全く意味合いが異なる。発言することで、行動することで何を達成しようとしているのか、それを絶えず認識しておく必要がある。今後は話す言葉、書く文章一つ一つに注意を払い、その目的を確認し、より効果的なコミュニケーションができるようにしたい。
「一度に一つのことだけをする。」
動きながら話したり、無意識に体がゆらゆら動いていると言葉や行動の意味が薄らいでしまう。意図的に落ち着きのない人を演じているならばともかく、そうでなくて効果的な演技やプレゼンをしたいと思うのであれば、必ず発言する前に動きを止めなければならない。そうすることで、言葉に重みを与えることができる。例えばせかせかした人に捲し立てられても怖くはない。やくざの親分のように、落ち着いて声を抑えて一言つぶやくことで、言葉に凄みを持たせることができる。
例年開講されていたBusiness Acting IIという発展版のクラスは、今のところ開講されない予定だ。でも、この素敵な演劇体験をした有志一同で、是非開講してもらうよう学校に働きかけている。そのクラスで、今学期で学んだことを更に高める機会が得られたならば、また報告したいと思う。
by mellon2007
| 2006-10-17 10:40
| 学校生活